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いまさら『落照の獄』感想 
九月末発売の雑誌を今になって手に入れました。「十二国記」載ってるの知らなかったんです(^^;)
一年ぶりの新作ってことでわくわくして読み始めたんですが、寝る前に読むもんじゃなかったと思いました(笑)。タイトルをもっとしっかり見ておくべきだった…。

そんなわけでいまさら感想文。『落照の獄』(小野不由美)

傾き始めた柳の国を内部から描いた外伝。重い話でした。「責難は成事にあらず」の時も思ったのですが、より今の日本を風刺してるなと。
前回の『丕緒の鳥』同様、「現実世界」をより濃く感じてしまったのも外伝ならではなのでしょうか、それとも作者の心境の変化なのでしょうか。
暴論かもしれませんが、十二国記でなくても良かったかもしれない。

けれど、外伝だからこそこういうお話にしたのかもしれない、とも思います。風刺がなくて何が創作かと。
シリーズ一作目がホワイトハート文庫だったことを思うと、表現の枷がなくなっていき世界が広がっているように感じられるのは素直に嬉しいことです。そういえば、柳の国がメインになった話は初めてでしたね。

なんにせよ続きをまた読みたくなった一本でした。
だって、なんだかんだでめちゃめちゃ面白かったんだもん!!
外伝もいいけど外伝ばっかりじゃあね!本編を!新作を!!という気持ちがまた膨らんでしまった(^^;)。
…うーん、七年ブランクのあとに新作を二年続けて読めたことのほうを喜ぶべきか。